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2008年11月28日 (金)

小説「セタナ通信」

セタナ通信 Book セタナ通信

著者:野原 由香利
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

こんなタイトルの小説が発売されました!

著者は、野原由香利氏です。

野原さんの本はこのブログでも過去に紹介しましたが

(こちらの記事を参考にしてください↓)

http://unagidogyuka.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_f670.html

http://unagidogyuka.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_b2e0.html

今回は著者が初の小説を書かれました。

この小説の内容を頭の部分だけ紹介すると、

物語の主人公は、仕事のために息子を連れて移住する。札幌から岩内を抜け、三本杉が見えたところで山の中の道へ。そこは瀬棚町西大里。山の名前はがんび岱。

そう、この物語の舞台は、題名の通り瀬棚町で、主人公の住む場所はうちの牧場もある、西大里がんび岱なんです!

僕は慣れ親しんだ土地だから、情景がすぐ目に浮かぶのですが、瀬棚を知らない人も、この地域を思い浮かべながら読んでもらえたら、やっぱり僕まで嬉しいですね。

それに、僕のブログをいつも読んでくれている方には、より見えやすい情景があったり、ちょっとした「秘密」もあったり(^_^)v

物語は、主人公と近所の酪農家やさまざまな地域の人々と関わりながら進んでいきます。

興味のある方はぜひ、読んでみてください。本日発売です!

↓の表紙をクリックしてください↓

セタナ通信

2008年11月27日 (木)

瀬棚中学校PTA研修会

先日25日、モリガキさんよりお誘いいただいた、地元で僕の母校の瀬棚中学校でのPTA研修会にて地域の生産者との食を通した交流の機会がありました。

これが初めての試みで、少しでも何かきっかけになれればという思いで参加してきました。

参加したのは、

モリガキ農園さん

秀明ナチュラルファーム北海道の富樫さん

ファームブレッスドウインドの上泉さん

と、村上牧場です。

それぞれで試食の準備をして、先生方と参加者が集まった所で、各々の農家の事、生産背景から苦労や喜びの話をしてから試食会です。

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モリガキさんのコーナー

温泉卵と、カスタードクリーム+シフォンケーキが出されました。

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富樫さんのコーナー

豆腐をそのまま冷奴でと、パンダ納豆ご飯が出されました。

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上泉さんのコーナー

ソーセージ、ハム、ベーコン、チャーシューが出されました。

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そして村上牧場のコーナー

アイスと、パウンドケーキと、モッツァレラをバジル&トマト、わさび醤油、梅ポン酢、ピザ風トーストで出しました。

試食会が始まったらかなりにぎわって、僕1人だとけっこうてんやわんや(^_^;)話したいことはいろいろあったけど、伝えたいことのちょっとだけしか話せなかったような、、、

それでも、このような機会に参加して話をするっていいことだと、改めて肌で感じました。

例えばうちの牧場では、
おからのパウンドケーキのおからは富樫さんの豆腐の副産物のおからを使っていたり、
チーズ製造で出る副産物のホエイは上泉さんの豚に与えるため引き取ってもらったり、
うちのアイスに使用する卵がうちの鶏でまかないきれない時は森垣さんのを使ったり、
というような、皆でのつながりがあって、そのつながりが協力して揃って同じ場所で物を提供するということに、感心してくださった反応を見て取れると嬉しいですね!
最後に商品の物販をしました。うちのケーキとチーズも買って下さって嬉しいものです。それと生産者同士でお互いのものを買いあったり。
(試食で残ったものも食べれてもう幸せ~全部美味しい~( ̄▽ ̄)
またこういう機会は積極的に参加したいし、自分からも企画していきたいと思っています。

2008年11月23日 (日)

モッツァレラチーズ製造風景

ここ1週間ですっかり冬になりました。それまでは暖かかったものだから、その分余計に寒く感じますね。

モッツァレラチーズを作り始めて、販売するだけでなく、食べてもらう人にいろいろと知ってもらうべく、パンフレットなどを作りましたが、今度25日に地元中学校のPTA研修会で、地元大里の生産者が集って農産物・加工品を提供しつつ、研修に参加する方々に、生産背景と私たちを知ってもらえるようにお話をする機会があります。

そのためにということもあって、21日に製造したモッツァレラの製造の写真を撮りました。ブログでも製造工程の紹介もしつつ写真を載せます。

工程は以前ブログに書いたセミハードの製造工程と途中までは似ているので見てみてください。

http://unagidogyuka.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_61b3.html

①63℃30分で低温殺菌をする

②40℃に冷ましたところで、スタータ(乳酸菌)を添加する

③乳酸菌の発酵が進んだらレンネット(凝乳酵素)を添加する。

添加後の写真

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すると20~30分でプリン状に固まります。

④固まったミルクをサイコロ状にカットした後、攪拌をします。

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するとカードというチーズの元の固形と、ホエイという液体に分離してきます。

⑤乳酸菌の働きで、酸が生成され、pHが下がります。生乳の時には約pH6.7だったものが、どんどん下がり、pH5.2の時に乳酸菌の働きを止めます。

ホエイを抜いて、カードを冷水と氷で冷やして乳酸菌を眠らせます。

モッツァレラはチーズが熱で伸びる性質を利用して作ります。pHが5.2より高いと、加熱してもあまり伸びず、5.2より低いと、加熱で溶けすぎてしまいます。

⑥pH5.2のカードを約70℃の湯に浸けて、飯台の中で竹べらを使い練ります。

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十分に練り上げたら、形を整え手でちぎります。

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ちぎったらすぐに冷水の中で冷やして、それから包装し製品化となります。

モッツァレラはイタリア語でちぎるという意味の「モツァーレ」からの名前で、このちぎる工程が特徴的です。

そして、このカードを湯で練って作るチーズを「パスタフィラータ」といいます。

これもイタリア語でパスタ(生地)をフィラータ(伸ばす、糸状にする)という意味です。

パスタフィラータで出来るチーズには、「さけるチーズ」「カチョカバロ」「スカルモッツァ」「プロボローネ」などがあります。

このようにしてモッツァレラチーズを作っています。

1日で作りあげられるチーズですが、包装から後片付けまですべてを1人ですると朝から晩までかかります。なので、製造日は今は牛舎作業を親に任せています。今後、製造が定期的に固定されてきたら、酪農作業との兼ね合いが出来るように、作業性をよくしていきたいですね。

ちなみに、出来立てのアツアツモッツァレラが食べられるのは製造者の特権!

練り上げたすぐのものは、弾力がとてもあって、ギュッという歯ごたえがあります。そしてジューシー。

作った当日のモッツァレラは弾力があるため、全く別物です。

これが、柔らかくなるのは、翌日。さらになめらかになるのが2日目ですね。寝かせて柔らかさがでてくるのです。

2008年11月16日 (日)

漁火のあかりは

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日が暮れだすと、ここまでイカ釣り漁船の漁火が見えます。

いつもとても明るい火を放つ漁船があって、そのあかりはここまでも明るくしているかのようにも思えます。

瀬棚は漁業に農業に盛んです。でも、僕は正直外に出ていろんな方と話す機会をあまり持っていないので、漁師の方から魚を直接いただいたり、話したりする機会を持たずにいて、

恥ずかしながら、漁業のことはあまり詳しくないのです。

ですが、今年の8月スローフードフレンズ帯広の集まりが瀬棚の漁師「マーレ旭丸」の西田さんの所でありまして、

僕もその夕食にご一緒させてもらいました。その時の西田さんのお話を、この写真を見て思い出したので、その話を書きます。

さまざまな物価の高騰、それは酪農も漁業も同じようにダメージを受けています。

イカ釣り漁船で影響を受けているのはなんと言っても燃料。船を動かしあかりをともすために、1回の漁で使う燃料費は数万に上るそうです。

それがここ最近でガソリン代が約1.5倍に。そうなると、漁に出るたび赤字になってしまうこともあるそうです。これでは漁を続けていくこと事態が危ぶまれます。

そして漁師の仕事は「魚、海産物を獲る」ことですね。僕もそう思っていましたが、仕事はそれだけではないのです。

それは「海を守ること」

ひとつは漁の仲間や、一般の人までが海で事故にあったとき。船が炎上や転覆してまったときや、行方不明の人が出てしまったようなときは、漁師たちで成り立っている救助団体がボランティアでいつ何時でも救助に出動することだそうです。

海上保安庁などがすぐに現場に駆けつけれるわけではないので、その地域ですぐに駆けつけ救助を行っているのは実際は漁師たちなのです。

もうひとつは、外国からの不法侵入。日本の海はほぼ全ての海沿いに漁師が住んでいることで、それぞれがそれぞれの海を見ているわけです。これがもし廃れた人目に届かない海岸になってしまえば、漁師でない誰かが海を守らなければならなくなります。

もし漁師が少なくなってしまったら、どんな海で育ってどんな人が獲ったかもわからない魚しか食することが出来なくなり、海も守れなくなってしまいます。

西田さんは解決方法は簡単だといいました。それは

「そこの漁師の魚を買うこと」

当たり前のようですが、魚を買うとき「その先の漁師のために」と思って買う人はきっと少ないでしょう。

食べたいもの、安いもの、それがだいたいは当たり前ですよね。僕も実際はそういう所あります。

その漁師の獲った魚が売れると、その次のセリで、需要があるからと魚に値がつく。そうすると漁師が潤う。当たり前の経済ですが、その当たり前を意識することで、その先を変えることが出来るのです。

これは、農業にも同じことが言えます。農家は作物を、畜産を、牛乳を生産するだけでなく、その土地も守っています。

先人たちが近代的な機械もない時代から、その手でたくさんの時間をかけてでも、農を生かすため、食を担うために山や大地を畑へと変えた土地を、その次の世代へと継がれ、そしてこの先も継いで行かなければなりません。

だからといって、みんな地域のものを買って!なんて強要するつもりはありません、それぞれに生活があって買うものも選ばなければならないですし。

でも、国産の食材を手にした時に、その先の地域の事をちょっとでも思ってくれたら良いなと思います。

その先には、獲った人、作った人が必ずいて、そこには地域があって、果ては日本の自給率にもつながって。

自分の考えを上手く文章にまとめるのは得意でなくて、わかりやすく表現で着ているか不安ですが(>_<)

皆さんに求めるだけでは一方的でいけません。乳製品のその先の僕が、皆さんのもっと近い存在に感じていただけるよう、歩み寄っていきたいと思います。

例えば、我が家で作ったチーズやアイスを、「私の友達が作ったもの」なんて思ってくれるくらい近くて親しい存在になれれば。なんていいですね(^▽^)

2008年11月14日 (金)

冬がもうすぐそこに

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先日初雪がチラッと降りましたが、それ以降は穏やかな天気が続いています。

しかし放牧地の草はもう伸びにくくなっているので、放牧場にロールの草を置いて、それも食べられるようになっています。

来週からは荒れた天気になる予報なので、放牧もあとわずかですね。

さて、今週火曜日11日に北海道新聞の渡島檜山の欄にカラーで大きく、つなぎを着た僕がチーズを持った写真と共に記事として掲載されました。

道新の記者の方、ありがとうございました。

記事の反響もあり、水曜日の途中でモッツァレラを切らしてしまい、お客様にご迷惑をおかけしました。申し訳ございませんでした。

その水曜日に製造し、ただ今は店頭にて販売していますのでよろしくお願いいたします。

その販売ですが、モッツァレラは特に料理で活躍するチーズです。その食べ方までご案内できるようにとレシピのブログを立ち上げ、

今日やっと、そのレシピも含めたモッツァレラのガイドとなるパンフレットを作りました。

その内容がこちら

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レシピブログでも新たに「モッツァレラのお刺身」と「ホエイジャム」をアップしましたので、ご覧下さい。

http://reprera.cocolog-nifty.com/recipe/

そのホエイジャムの試作をしていての出来事。

1回目は煮詰めすぎてしまい、飴状になってしまいました。

それを冷やして固めたら、

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こんな感じに出来上がり、お菓子になってしまいました。でも、これはこれで美味しい!

キャラメルのようだ。んっ・・・!?「ホエイ生キャラメル」・・・なんてね( ̄ー ̄)ニヤリ(爆)

そして、今度はジャムを煮詰めすぎないように気をつけ、出来たのがレシピでの写真のものです。

調子に乗って、よし、ミルクジャムもあるから「ホエイミルクジャム」なんてどうだろう!

と、意気込んで試作。

、、、チーズに詳しい人ならもうここでオチがわかるでしょう。

僕も気がつかなかったことが恥ずかしい(>_<)

ホエイと牛乳を入れて火にかけていると、温まってきた所であれよあれよと固形分が浮いてきて、豆腐状に。

そうです、リコッタチーズを作ってしまったんです。

ざるにあけたものがこれ

Cimg3807

リコッタチーズは、ホエイを「二度煮る」という意味の通り、ホエイにミルクや生クリームを加えて加熱した時に出来る酸凝固のチーズです。

作っていて「あぁしまった!なんで気がつかなかったんだ・・・」と複雑な心境でした。

。。。。。。。。。。

最後に11月の夕日。家の二階の窓から撮りました。

Cimg3765

Cimg3806 

2008年11月10日 (月)

レシピ更新しました

Cimg3767

トマトとモッツァレラのパスタをアップしました。シンプルで作りやすいパスタです。

http://reprera.cocolog-nifty.com/recipe/2008/11/post-cf06.html

そして、そのうち更新予定なのが、ピッツァマルゲリータ

Cimg3773_2

これは昨日の晩作ったのですが、我ながらウマイ(笑)

ただまだモッツァが水っぽくなってしまうから、水気の切り加減ですね~。

2008年11月 8日 (土)

チーズ販売開始

Photo_3

11月6日より、チーズの販売を始めました。

製品はモッツァレラ(ホエイ入りのソフトタイプ)の1種類。販売もまだ場内のショップのみです。

まだまだ始まったばかりで体勢が整っていないところもあります。なので、直売をメインにしながら、少しずつ販売先や販売方法を広げていきたいと思っています。

ラベルは悩んだ挙句、写真のとおりになりました。まだ1種類なので、種類が増えたら全体のバランスで変更するかもしれません。

また、ちょうど販売開始したばかりの昨日、北海道新聞のせたな支局の記者の方が取材に来て下さいました。

以前8月にも、チーズ工房の事を記事にしてくださって、今回は販売開始の事を書いてくださるそうで、ありがたい限りです。

実は、このトップのチーズの写真は、記者の方が撮ったものをいただきました。

道南の地域のみの記事で、掲載の日はわかりませんが、みなさんぜひ道新を読んでください!

そして今日、地元の小学校の学習発表会で、今年からの試みで地域農産物の直売コーナーを設けました。

参加したのは

うちの牧場のモッツァレラとパウンドケーキ

ファームブレッスドウィンド、上泉さんの手づくりソーセージ、ハム、ベーコン、チャーシュー

モリガキ農園さんのたまご、手づくりプリンなど

秀明ナチュラルファーム北海道 富樫さんのパンダ納豆、豆腐、甘納豆など

岡崎農場さんのおこわ でした。

予想以上の盛況ぶりにとても賑わい、楽しくできました。

(さらに僕は学習発表会の中の地域の大人たちでの合唱にも参加(^_^)v)

今回もそうですが、直売でも、ただ今オープン記念と地域の皆さんに感謝の気持ちも込めて、モッツァレラは特別価格ですので、お近くの方はぜひ牧場にいらしてください!

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